「あんなに上手なのに辞めるなんて、もったいないよ!」
「あなたならもっといい結果出せるのに、もったいない!」
「もったいない」ってなんじゃろか。
・・・んー・・・。
私、他人に対して思ってたことある。
ハンドボールめちゃくちゃ上手で、プレースタイルもスマートで、ビジュアルも良くて、そんな人が続けないってなった時、そんな風に思ったの覚えてる。
でも前田敦子がAKB辞めるってなった時は、めちゃくちゃショックだったし寂しかったけど、敦子がその道を選んだなら応援したい、今までお疲れ様、ありがとう!って思った。(←だれ。
「もったいない」ってなんじゃろか。
それは、こっち(「もったいない」と思っている側)の都合なんだよね。
その人のプレーをもっと見たい!からだったんだよね。結局惚れてただけなんだよね。
「もったいない」は、その対象となる相手には関係ないと思うんだよね。
それは相手に押し付けるものじゃないと思うんだよね。
本人が決めることなんだから。
本人の人生なんだから。
押し付けないならいいと思うんです。
思うのは自由だからね。
そう言ってくれるの、ありがたいことでもあるしね。
でも、
「なんでそんないいもの持ってるのに辞めるの!?」
「せっかくここまで続けてきたのにここで終わるの!?」
”もったいない!!!”
こんな風に、押し付けちゃいけないと思うんだよな。
持論ね。
特に純粋な子どもには。
それ言ってさ、
「じゃあ辞めない!」
ってなってさ、
親喜ぶじゃん。
親喜んだら子ども嬉しいじゃん。
そっから、親の期待を背負って生きることになるよ。
自分の幸せより他人の期待を背負って生きるクセがつくよ。
悪気ないのはわかる。
でも本人には本人の考えやバックグラウンドがある。
別に自分の能力を侮っているわけでもない。
ただ、もっと他にやりたいことがあったり、そこは卒業だって思ったりする、
それだけのことだと思うんだよな。
今思えば、敦子は、自分の決断がどれだけ周りに影響を与えるか知ってたよな。
ずっといろんなこと犠牲にして、
だけどAKBに入ることを自分が選んだから、ここまで育ててもらったから、
グループを背負って、アンチもたくさんいたけど自分貫いて、最後までやり切ったんだよな。かっこいいな。
だから周りの期待を背負ってAKB続けるより、
自分の幸せを選んで、グループの可能性を信じて辞める決断をして、
寂しかったけど今幸せそうで私はとっても嬉しいです。
結局、
「お世話になったところには、しっかり恩返ししよう。
自分の力を精一杯発揮しよう。」
ってことと、
「やっぱ敦子かっこいいな。神。」
って思ったっていうお話でした。
おわり。