これはたまたまイベントで立ち読みした、ヨーガの本の中にあった言葉です。
この言葉が大好きで、私らしく生きるために大切にしている一つです。
私なりの解釈を含みますが、どういうことかというと、普段私たちが発している言葉は、相手の言葉、周りの様子や環境、自分の体調や心情、自分の中にある知識や情報、もっと深くいくと幼少期の体験や過去世など、様々な外的要因と内的要因が絡み合って「その時発せさせられている」ということです。
例えばワークショップなど、人前でお話しをする時も同じです。
その日、その場所に、集まってくれたメンバーなどといった外的要因と、
これまで自分自身が積み重ねてきた経験や知識などの全ての情報体(それを私は「自分の宇宙」と呼んでいます。)といった内的な要因が相互作用して、唯一無二のかけがえのない時間が創られる。
要は、自分自身だけの力でもないし、自分自身だけのせいでもない、ということです。
能動的であり、受動的でもある。
そう考えると、言葉だけではなく、日々の思考、行動、感情なども、ハプニングだと思います。
以前の私は完璧主義で、大勢の前で話すときだけじゃなく、誰か一人と話す時でさえ「何をどの順番で話そう、相手がこうきたらどう答えよう・・・。」などといったところまで考えていました。
それは一言で言うと、自分が自分を受け入れていなかったからだったと思います。
今は、自分という宇宙をたくさん受け入れているし(100%ではないと思う。伸びしろ!笑)、その分だけ私と出会う人のことも受け入れらていると思うので、日々のハプニングが楽しみです。
思考、行動、またそれらの源である感情も、人間だからこそ体験できるものです。
うまくいかなくて辛い、好きな人に会えなくて寂しい時もあるけど、それも人間だからこそ味わえるし、相手がいるからこそ発生させられている。
苦しい感情を感じられることは才能です。自分を諦めていない証拠。
自分を諦めていたら、そんな感情も湧きません。
私は、自分や他人に興味がなくなり、感情がわかなくなっていた時期もありましたが、苦しみはないけどどこか寂しくて、「やっぱり人間として感情を味わいたい!」と思いました。
と、少し話のスケールが広がりましたが、「言葉はハプニング」が心にあると、「今日私という宇宙は、どんなハプニングを発生させてもらえるんだろう」と、楽しく前向きに過ごせるんじゃないかなと思います。